聞こえただろうか・・・僕の歌が
子供の頃、どういうわけかホンマに空を飛べると思ってた。
どうにか飛ぼうと大きく手をバタバタさせたり
高いところから飛んでみたり・・・。
本気で。
人間は飛べないと心底悟った頃からだろうか
ないものをねだるかのような憧ればかりが大きくなり
大空の壮大を知り、そこを一生懸命に飛ぶ鳥たちの姿に敬意を払うようになった。
子供ながらに。
鳥は青空ばかりを飛んでるわけではなく、曇り空や小雨
時にはそれ以上の雨降る空を飛ぶ。
何を想って飛ぶ?
何のために飛ぶ?
生きるため?
そう、彼らは生きるために一生懸命に飛んでる。
僕はやっぱり飛べないのだろうか・・・と今でも本気で幼い頃と同じように考えてしまう時がある。
飛んでる鳥は・・・あなた?
見上げるあなたは・・・何を想ってる?
飛んでる鳥を見て何かを投影してみたり・・・。
羽ばたく鳥を見てると、鳥の気持ちを勝手に想像してしまう。
「ここにいるよ、いつも見てるよ」 と伝えてくれてるのかな、とかね・・・。
もし飛んでる鳥があなたなんだとしたら
雨の日は休んでほしい。
澄み切った空気の青でキラキラした大空の日を選んで羽ばたいてほしい。
もうしんどい思いをして濡れた羽を一生懸命に羽ばたかせることがないように願ってる。
僕たちは大丈夫だから安心して休むべき時には休んでほしい。
あなたが出発した日のお日さまの光と大きく青い青い大空は
最高にふさわしい日だったと確信してる。
青の空を見上げ鳥を見つけたら
それはあなたなのかもね。
夕暮れ時、あなたが羽を休めて優しい眠りにつけますようにと願う。
僕が幼い頃に夢見た大空を飛べたらということが叶うのは
旅立つ時までお預けということだね・・・。
その時に僕の夢は叶うんだろうけど
その時が来るのはまだまだ先がいいなと願う。
その時が来るまでの間は・・・僕が歌い続けてる間は
鳥の唄を歌おう。
鳥になったつもりで、そしてあなたを想って・・・。
☆LOVE☆LIM☆PEACE☆